Blog 真っ青な空

企業を定年退職したエンジニア、科学技術コンサルタントやってます。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

シェアオフィス

JR東日本は2月18日、日本初のホーム上のシェアオフィスをオープンすると発表した。2月25日に中央線の西国分寺駅、3月25日に三鷹駅(上り/下り)でそれぞれ開業する。料金は15分当たり250円(税別)。 www.itmedia.co.jp ・・・・という記事がありました。15…

ホンダe

ホンダ初の量産電気自動車「ホンダe」。 ホンダ初の量産電気自動車(EV)「ホンダe」は、2019年3月のジュネーブショーで発表され、2020年10月30日に国内で発売されました。 kuruma-news.jp その燃費というか、電気自動車なので電費(1kWhの電力で走れる距離…

リモートワークの税金

これは、いいニュースかな。 ・・・国税庁は「在宅勤務に係る費用負担等に関するFAQ(源泉所得税関係)」を公開し、リモートワークなどで必要となった光熱費や通信費などについて、給与として課税する必要がないという見解を明らかにした。 社員がリモートワ…

日本の科学技術を考える(4)

今回も、科学技術を支える「博士」についてです。 blue2020.hateblo.jp 前回は、一万人の博士をアメリカの言うがままに作ってしまって、その使い道がなかった、という話を書きました。 で、その一万人の博士ですが、ごく一部は、大学などのアカデミックポジ…

日本の科学技術を考える(3)

今回は、科学技術を支える「博士」についてです。 工学博士や理学博士など。 自然科学系の「博士」については前にも書いています。 blue2020.hateblo.jp blue2020.hateblo.jp 博士の数は2003年くらいがピークで、だんだん減っているようです。 そもそも…

日本の科学技術を考える(2)

最近の大学、特に理系の大学についてです。 独立行政法人になって、自立化を促され、研究費を自分で稼いで、そのお金で研究を行うようになっています。あと、大学発のベンチャー企業、あるいは大学がベンチャー投資を行うとか。そんな動きが活発化しています…

日本の科学技術を考える(1)

中西輝政著の「国民の文明史」を読んで、日本という国には、本来、「換骨奪胎の超システム」があって、 その流れをくむのが、意外と京都大学の理系の人たちであって、それは、ノーベル賞科学者の湯川秀樹や福井謙一だ、という議論に驚きました。 blue2020.ha…

「国民の文明史」を読む(9)

中西輝政著、「国民の文明史」を読んでいます。 日本の歴史をたどりつつ、欧化の流れに日本人はどう対峙したのか、記されています。 その一つ、日本の哲学のこと。 「善の研究」 日本が欧米列強に肩を並べようと近代化に邁進していた明治時代。しかし「哲学…

「国民の文明史」を読む(8)

「国民の文明史」を読んでいます。 実にざっくりなのですが、中西の著書、言いたいことは以下の2点・ 1)日本の歴史は、「縄文なるもの」と「弥生なるもの」の繰り返し。縄文的に、平安な変化を嫌う時代があって、突如として、弥生的に、急激な変化が起こる…

「国民の文明史」を読む(7)

中西輝政著 「国民の文明史」を読んでいます。 江戸、明治、大正時代と読んできて、次はいよいよ昭和です。 昭和は日中戦争で始まり、太平洋戦争での敗北を経験します。 満州国の建国、リットン調査団、そして国際連盟脱退、さらに日独伊三国同盟。昭和の大…

「国民の文明史」を読む(6)

中西輝政著 「国民の文明史」を読んでいます。 中西輝政の「国民の文明史」を時代とともに読んでいます。 江戸、明治時代と読んで、次は大正時代です。大正時代は、1912年(大正元年)7月30日から1926年(大正15年)12月25日まで。短い期間ですが、日本にと…

「国民の文明史」を読む(5)

中西輝政著 「国民の文明史」を読んでいます。 中西は、その著書の中で日本文明が持つシステムは2つある、として以下を挙げて、実際に日本史を検証しています。・「縄文的なるもの」と「弥生的なるもの」が交互に現れる、劇的な相互変換システム。・外から…

「国民の文明史」を読む(4)

中西輝政著 「国民の文明史」を読んでいます。 前回は、日本文明における「換骨奪胎の超システム」について記しました。 換骨奪胎、難しい漢字の羅列なのですが、 換骨奪胎(かんこつだったい); 骨を取り換え、子が宿る胎を奪(うば)いとるという意味から…

「国民の文明史」を読む(3)

国民の文明史を読んでいます。 前回は、日本文明が持つシステムについてでした。「縄文的なるもの」と「弥生的なるもの」が交互に現れる。劇的な相互変換。要するに、現状に甘んじてなんの違和感も感じない、平和で協調的な時代(縄文的)と劇的な変革を欲求…

「国民の文明史」を読む(2)

中西輝政の「国民の文明史」を読んでいます。 「国民の文明史」の内容・・・ 第一章 文明史が示す日本の現状と危機第二章 「文明史」とは何か第三章 日本文明史に見る「超システム」現象第四章 「縄文」と「弥生」の日本文明史第五章 日本文明が揺らぐとき第…

「国民の文明史」を読む(1)

司馬遼太郎が好きで、たくさんの歴史小説や評論を読んできました。 それで、その司馬の作品から、これからの日本、あるべきふるまい(科学技術も含めて)を考えてみたいと思い、書いてきました。 blue2020.hateblo.jp 司馬の小説、室町時代から、戦国、江戸…

アップルカー(2)

電気自動車(EV)を作ろうとしているアップル。 どうやら、韓国・ヒュンダイ傘下の起亜が製造するようだ、ということを以前に書きました。 blue2020.hateblo.jp しかし、つい最近、そのヒュンダイが 2月8日、「自動運転車の開発に関し米アップルと協議して…

自動車部品メーカー

自動車部品業界にいたことがあるので、それに関連した話題ということです。 日本の自動車メーカーは、電動化の波に対応しようとしている。これに対し、完成車メーカーに部品を供給するサプライヤーは「自分たちは、もう少し先のことだという認識だ。全体的に…

コロナと環境

コロナの影響で、身の回りの環境がよくなっている。 もちろん、ウイルスは、まだ心配なのですが、空気や水がきれいになっているということです。ロサンゼルスでは山がくっきり見え、中国では大気中に含まれる二酸化窒素(NO2)の濃度が1990年代のレベルまで低…

早期リタイア「FIRE」

早期リタイアを目指す動きがあります。 その一つ、「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」と呼ばれる生き方。直訳すると「経済的自立と早期退職」。定年を待たず、なるべく早期にサラリーマン生活を終え、資産運用などを中心に生活していくライフ…

SONY VISION-S

EVの動きがいろいろなところであります。 US アップルカーのはなし。前回書きました。 blue2020.hateblo.jp 日本でも、ソニーはEVを出す、という話があります。 一年ほど前にソニーがコンセプトカー「VISION-S」を発表しました。 車内外の人や物体を認識して…

アップルカー

アップルが自動車を作るはなし。 もちろん、電気自動車です。 今年の9月にも「アップルカー」をリリースする、と言う記事。 36kr.jp そして、何度か噂になっている、韓国の現代傘下の起亜が製造を担当するという記事。 japanese.engadget.com 日本の自動車…

アメリカのFCV

日本では、水素社会がくるぞ、と言われて、その技術開発が延々と行われてきました。特にその水素社会の目玉は燃料電池車(FCV)です。 そして、その開発は、今でも続いています。 アメリカはどうか、というと「FCVはダメ」という認識のようです。 weekly-econ…

三菱自動車赤字

自動車産業、比較的コロナの影響が少なくて、業績も回復基調にあるようです。でも、黒字は、トヨタ、ホンダ、スバル、赤字が日産、三菱、マツダなのだそうです。 三菱自動車が2月2日に2020年4~12月期連結決算を発表しました。 2439億円の赤字です。 そ…

司馬遼太郎のこと(13)

司馬遼太郎の作品を読みつつ、考えてきました。 blue2020.hateblo.jp 司馬の歴史小説はとても面白くて、わくわくして楽しいものです。 そして、史実に忠実なので、その小説そのものが、日本の歴史である、と思えてきます。でも、それはあくまでも小説ですね…

パナソニック撤退

パナソニックは2月1日、2021年度中に太陽電池の生産から撤退すると発表。中国メーカーなどとの価格競争で採算が悪化していたのが理由。 www.jiji.com まだ、日本で太陽電池を生産していたのか、という驚き。 でも、調べてみるとパナソニック以外でも、…

自動宅配

エネオスがSSをベースに宅配ロボットの運用試験を行うそうです。 response.jp ENEOSは1月28日、ZMP、エニキャリとともに東京都中央区佃・月島エリアで、飲食店やコンビニなどの商品を自動宅配ロボットでデリバリーする実証実験を2月8日~26日に実施すると発…

司馬遼太郎のこと(12)

時代をさかのぼりつつ、司馬遼太郎の歴史小説について書いてきました。 そのあとは、評論も。 「明治という国家」「昭和という国家」 blue2020.hateblo.jp ほかに、「この国のかたち」があります。文春文庫で、全6巻。長い本です。 本の説明から、文芸春秋で…