Vlog 真っ青な空

工学博士が環境を考える

カーボンリサイクル(1)

カーボンリサイクルの動きが加速するそうです。

 

新聞記事・・・

CO2再利用で日米連携へ 両政府が覚書、開発加速 10/13(火)  共同通信
経済産業省発電所や工場で排出される二酸化炭素(CO2)を燃料や化学品に再利用する「カーボンリサイクル」技術の研究開発を加速させるため、日米両政府が協力に関する覚書を交わす方針を固めたことが13日、分かった。同日午後7時からオンラインで開催する「カーボンリサイクル産学官国際会議」の中で、経済産業省と米エネルギー省の幹部が覚書に署名する見通し。研究成果の共有、人材交流などを通じて技術の実用化を促進する。世界的にCO2排出抑制に関心が高まる中、日本政府はカーボンリサイクルを有力な解決策として期待している。・・・

 

で、実際にこの「カーボンリサイクル産学官国際会議」をオンラインで聴講しました。

 

Power to Gas(P2G)におけるエネルギー変換とカーボンリサイクル

 

カーボンリサイクルとはCO2を炭素資源(カーボン)と捉え、これを回収し、多様な炭素化合物として再利用(リサイクル)する、という考えです。再生可能エネルギーから作られた電気を利用して、水素を作って、さらに二酸化炭素(CO2)から、有用な燃料などを製造して消費する、という循環です。

 

非常に納得できる循環システムだと思います。
あとは、コストとベネフィット、ですね。

 

記事には、「カーボンリサイクル」技術の研究開発を加速させるため、日米両政府が協力に関する覚書を交わす方針を固めた、とあります。実際、当日お話を聞いてきて、覚書は無事締結されたそうです。アメリカが、乗り気というのがちょっと不思議に感じました。自分の認識ではトランプ政権(共和党)であるかぎり、地球環境については消極的ということだったのですが。ということは次回大統領選挙の結果によらず、アメリカは「カーボンリサイクル」技術の研究開発を加速する、ということになります。

 

以下は、他の出席者の方々です。

国際会議のパネリスト;

国際エネルギー機関(IEA)事務局長 ファティ・ビロル
オーストラリア連邦 エネルギー・排出削減担当大臣 アンガス・テイラー
ノルウェー王国 石油・エネルギー大臣 ティナ・ブルー
アメリカ合衆国 エネルギー省 化石エネルギー担当次官補 スティーブン・ウィンバーグ
サウジアラビア王国 エネルギー省 上級大臣顧問 ファリード・アルアッサリー
・経済産業副大臣 江島 潔
広島県知事 湯﨑 英彦
インドネシア共和国 バンドン工科大学 CO2・ガスフレア利用センター長 ジョコ・サントソ
・東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)事務総長 西村 英俊
・一般社団法人カーボンリサイクルファンド 会長 小林 喜光

 

アジアからは日本のほかにインドネシアだけ。
中国も韓国も不参加のようです。

 

アメリカが参加して、中国が出てこない。

 

なんとなく政治的な匂いを感じます。

 

でも、まずはカーボンリサイクル、
その技術開発は政治的な思惑とは別にすでに動き出しています。


その中身を検証していきましょう。

 

 

カーボンリサイクル(1)(終わり)