Blog 真っ青な空

工学博士が環境を考える

科学技術の行方(日本)(1)

日本の科学技術について考えてみます。

 

毎年、秋。
ノーベル賞の季節になると、日本人が受賞するかどうかが注目されます。


その受賞者の数、ランキングですが、日本は7位。自然科学部門では世界5位。
アジアで唯一です。とても誇らしく思います。 

 

ノーベル賞国別ランキング 自然科学部門で日本人5位 | 世界日報

 

でも、この勢いでノーベル賞を取り続けることができるのか、これからは、やはり中国が台頭してきて、日本は衰退する、という記事があります。

web-willmagazine.com

 

・・・日本経済は、1950年代の高度経済成長期より成長し始め、70年代のオイルショックを経て、右肩上がりで成長を遂げてきた。経済が発展するにつれ、日本の科学研究や教育への資金投入は強化され続けたこと、そして教育経費が国民総所得に占める割合のうちで大きくなったことが、日本の受賞歴の理由であると考えられる。現在、日本経済の成長の鈍化が続いており、科学研究へ投じられる資金にも影響が出ている。日本政府の教育経費が国内総生産(以下、GDP)に占める割合は約3%にまで落ち込むなど、7年連続4%以上の中国を下回るようになってきた。ノーベル賞受賞者を多数輩出している東京大学京都大学名古屋大学は近年、世界大学ランキングで順位を落としており、日本の高等教育に以前ほどの活気が見られなくなっている・・・・

 

そんな理由でこれからは日本人の受賞はあまり期待できない、という論調です。

教育経費について言えば、日本政府が公費を出さなくなったようです。その分、個人負担が増していて教育を受ける側にしわ寄せがあるようです。

ただ、研究開発費について言えば、GDP比で3%以上を支出しており、せいいっぱい頑張っているように思います。でも、中国、韓国は、その比率を急速に高めているようですが。

20201201082118

 

経済力でノーベル賞受賞が決まるとすると、イギリス、フランス、ドイツはどうなのか、ということになります。昨今の日本人のノーベル賞受賞、1960年代から80年代の研究成果だと思います。果たして、そのとき、どれほどの資金で研究が行われていたか、むしろ、厳しくて、貧乏で、それでも意欲があって一生懸命考えてやってきたように思います。お金と研究成果の相関で一概に論じるのは早計かな、と思うのです。

 

科学技術の行方(日本)(1)(終わり)