Blog 真っ青な空

企業を定年退職したエンジニア、科学技術コンサルタントやってます。

2021年の予想

新しい年が明けて、もう1月10日です。

コロナが蔓延してますが、その影響も含めて2021年の予想がいろいろ言われています。その中で、こんな見方もあるのか、という記事。

diamond.jp

 

部分的に引用します。

 

新型コロナによってリベラル化はさらに加速する

ダイバーシティーなどで、人種や国籍、性別や性的志向にかかわらずすべての従業員を「平等」に扱おうと試行錯誤した結果、選ばれたのは「リベラル」な働き方。リベラル化というのは「私らしく生きる」という価値観=イデオロギー。だから、必然的に共同体を解体させていく。新型コロナのリモートワークで労働者は会社に所属する必要がなくなり、共同体の解体はますます進むことになった。やがて、プライベートでも仕事でも、イベントごとに集まり、プロジェクトが終われば解散するようになるのではないだろうか。すなわち、新型コロナによってリベラル化はさらに加速する。

 

 

トランプはBI(ベーシックインカム)を主張して大統領返り咲きを狙うかも
※BI(ベーシックインカム);最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して一定の現金を定期的に支給するという政策

主にアメリカの話。新型コロナの影響ではっきりしたのは、「経済格差がさらに拡大する」ということ。アメリカの調査では、株式など多額の資産を保有する富裕層や、リモートワークに適した高度専門職はコロナ禍でも収入はほとんど影響を受けず、旅行やパーティなど不要不急の支出が減って貯蓄が増えている。それに対してエッセンシャルワーカーなどの低所得層では失業者が急増する一方、家賃や食費・教育費などの基礎的な支出は減らすことができないので、わずかな貯蓄を取り崩してしのいでいる。その結果、経済格差はより大きくなってゆく。

その格差に対する不満を背景に、今回、大統領となったバーニー・サンダース。熱狂的に支持したのは、「レフト」「ラディカルレフト」と呼ばれる急進左派です。彼らが、今後、アメリカの「左派ポピュリズムを牽引してゆくことになる。今回、敗れたトランプはBIを主張してこの左派ポピュリズムに合流しようとするかもしれない。

 

ヨーロッパは国家がばらばらになっていく「瓦礫化」が起きる

欧州諸国は、さまざまな不満を抱えつつも、これからもEUの傘の下でなんとかやっていくしかない。そしてこのことが、国家よりも民族共同体に強いアイデンティティを持つひとたちを「独立」に駆り立てている。代表的なのはイギリス(グレートブリテン)のスコットランドとスペインのカタルーニャだが、ベルギーも南部のワロン(フランス語)と北部のフランデン(オランダ語)で「言語戦争」が続いており、イタリアも北部で分離独立の政治運動が活発化している。もちろんすぐにヨーロッパが瓦礫化するわけではないが、徐々に自治権を拡大し、やがて小国家が分立した中世のようになっていくのかもしれない。ヨーロッパではアイデンティティをめぐる衝突が激化するのではないだろうか。

 

米中対立によってAI(人工知能)などのテクノロジー爆発はより加速する

科学技術は戦争によって進歩し、平和によって停滞する。そう考えれば、米中対立によってAI(人工知能)などのテクノロジー爆発はより加速するのではないだろうか。

 

日本では未曽有の超高齢社会の到来により「老老格差」が顕在化する

エクスポネンシャルなテクノロジー爆発があり、もう一方には未曽有の超高齢社会の到来がある。そこでいったい何が起きるかを予測するのは困難だが、確実なのは、「60歳で定年退職して悠々自適」という老後の人生設計が完全に過去のものになったことだ。私はこれまで、「人生100年」の時代には、生涯現役(生涯共働き)以外に人生設計の最適戦略はないと繰り返し述べてきた。日本の経済格差は今後、この大きな変化に適応できるかどうかで、「老老格差」として顕在化してくるだろう。

 

 

こんな内容でした。

これが2021年に現れてくるであろう現象ということです。

新型コロナによってリベラル化はさらに加速、在宅ワーク含めて働き方が大きく変化、テクノロジーの爆発的な発展、それと同時に超高齢化。

 

この時代、どう生きるのか。

試されそうな2021年、ですね。

 

2021年の予想(終わり)