Blog 真っ青な空

工学博士が環境を考える

日本の科学技術を考える(2)

最近の大学、特に理系の大学についてです。

 

独立行政法人になって、自立化を促され、研究費を自分で稼いで、そのお金で研究を行うようになっています。あと、大学発のベンチャー企業、あるいは大学がベンチャー投資を行うとか。そんな動きが活発化しています。

 

この数十年の間に、大学は大きく変わった、と思います。

悠々自適に、自分の好きな研究をやる、というスタイルではなく、いかに自分の成果をアピールして、理解してもらって、さらに研究費を得る、というスタイルに変わりました。これは、アメリカのスタイルそのものです。

 

で、日本の大学が、どう評価されているのかと言えば、図のとおり、低下傾向です。東大は明らかに低くなっています、京都大学はがんばってるようですが。

 

東大の「世界大学ランキング」が低迷する致命的な理由。 | 大学受験 ...

 

この動きの中で、どういうことがおこるかというと、”うける” 研究にはしる、ようです。要するに、そのときの世間の目やブームにのった研究をやることで、研究費が得やすくなる、ということです。そして、その研究の実際を担うのは、博士研究員たち。そして、ベンチャー企業をおこす。

 

まさしく、アメリカのシリコンバレーで行われてきたことを日本でもやっているわけです。

 

アメリカでは、GAFAなどの巨大企業が現れ、成功しました。同じことが日本でもできるのか、はなはだ疑問です。鉢の苗木をそのまま移し替えて、すくすく育つのか。

 

苗木の改良が必要だと思うのですが。

 

日本の科学技術を考える(2)(終わり)