ガソリン車から、EV、電気自動車への変化で、30万人の人の仕事がなくなる、と言う記事。
その記事からの引用・・・・
これまでEVはバッテリーの価格が高く、同クラスの場合、ガソリン車よりも割高になるケースが多かった。ところが生産量の増大から規模のメリットが発揮され始めており、最新モデルではガソリン車と同程度か場合によってはそれ以下となっている。中国では45万円の小型EV「宏光MINI EV」が大人気となっているし、国内でも出光興産が低価格な超小型EVを今年中に投入すると発表しており、価格破壊が進む可能性が高まっている。
ご参考です。これが出光の超小型EV。
自動車がEV化されると部品点数が大幅に減る、という記事の指摘は概ね事実である。基幹部品であるモーターとバッテリーは汎用品なので、需要さえあれば規格化された製品を大量生産することで、大幅なコストダウンが見込めるし、何より両者については、製品を供給するメーカーがたくさん存在している。
EVでは、重量のあるトランスミッション(変速機)も不要であり、ラジエーターなどの冷却系統、マフラーなど排気系統も必要ない。部品点数は従来型ガソリン車と比較すると10分の1程度になる可能性が高いだろう。自動車メーカーは傘下に多数の部品メーカーを抱えていたが、部品点数が10分の1になれば、一部の部品メーカーは自動車メーカーにとって不要となる。30万人という数字の根拠は明らかではないが、その程度で済めばむしろラッキーと考えたほうがよいくらいの規模感かもしれない。
つまり、EV化の進展は自動車産業の質的な転換が進むという意味であって、一方的に市場が縮小していくわけではない。ただ、従来と同じように内燃機関の部品を製造することに固執すれば、確実に雇用を失うという話だ。・・・
なるほど、と言う記事ですが、これは今までも言われてきたこと。そのための布石は、すでに各企業はいろいろ打ってきています。ただ、自動運転なども含めて、自動車産業は製造業である、という認識から、自動車産業はサービス業、へ転換できるのか。今、自動車産業に従事している30万人が、そのまま、その企業に勤めて、同じ自動車産業なのだけれど、製造から、サービス業の仕事ができるのか、疑問です。
自己努力で、そんな転換が果たしてできるものなのか、ということです。
どんなもんでしょうか?
EVで仕事がなくなる(終わり)