Blog 真っ青な空

企業を定年退職したエンジニア、科学技術コンサルタントやってます。

テレワークの生産性

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株式会社パーソル総合研究所は、コロナ禍とテレワークによる雇用・労働への影響について、総合的な調査結果を発表しました。

 

記事を引用します・・・

rc.persol-group.co.jp

 


テレワーク時の生産性は出社時の84.1%。

職場に出勤したときの仕事の生産性を100%としたとき、テレワークしたときの生産性がどのくらいになるかを聞いたところ、全体平均で84.1%となり、職場への出勤時と比べてテレワークでは生産性低下を実感している結果となった。

また、コロナ対策がきっかけで初めてテレワークを行ったという回答者の生産性は82.2%となったのに対して、以前からテレワークを行っていた回答者の生産性は89.4%と差がある。

 

コロナ禍により「副業・兼業を行いたい」思いが強まった人は28.3%。テレワーク頻度が高くなるほど、副業・兼業の意向も高くなる傾向がみられる。「テレワークできる会社・職種に転職したい」思いが強まった人は17.6%。

 

また、「専門性が高いスキルを身につけたい」思いが強まった人は30.9%と最も高く、「学び直しをしたい」も27.7%おり、コロナ禍によって仕事に対する不安や仕事以外の時間が増したことで、スキル向上や学習意欲向上の契機となったことが伺える。

 

また、この調査結果に対する考察として・・・

今回の調査結果では、テレワーク時における主観的な生産性は出社時に比べて低下していたが、企業の組織風土やマネジメント次第では生産性を高めることができる。テレワーク時の生産性を高める組織の特徴としては、業務プロセスや上司のマインドの柔軟性が高く、結果を重視する志向性を持っていることが挙げられる。逆に生産性を低めていたのは、集団・対面志向が強く、年功的な秩序の組織であった。

 

・・・記事引用終わり

 

 

テレワーク時の生産性は出社時の84.1%、
なので、やっぱりテレワークは効率が悪い、今までのように、出社してオフィスで仕事をしたほうがいい、という議論が出てきそうですが、考察の中で、ずばり指摘しているように、

 

企業の組織風土やマネジメント次第では生産性を高めることができる。

 

今回、日本でのテレワークの生産性の結果は、そのまま、日本企業の生産性の悪さを反映しただけなのかもしれません。

 

今回、コロナ禍で、仕事の進め方を変えられるかどうか、それによって企業が生き残れるか、どうか、という話なのかもしれません。

 

テレワークの生産性(終わり)