脱炭素の話です。
大手、化成品メーカーである『花王』。
脱炭素社会の実現に向け新たな目標を策定し、2040年までにカーボンゼロ、2050年までにカーボンネガティブをめざすそうです。
去年、菅首相は10月26日に開会した臨時国会の所信表明演説で、国内の温暖化ガスの排出を2050年までに「実質ゼロ」とする方針を表明しています。
花王の言っているのは、カーボンネガティブ。
ゼロを通り越して、ネガティブ。
要するに、CO2などの温暖化ガスを排出するのではなく、吸収する(消費する)、ということですね。
花王の施策は以下のとおり・・
・使用電力を2030年までに100%再生可能電力化
・コンシューマープロダクツ事業やケミカル事業における、社会のサステナビリティに貢献する製品・サービスや、技術開発を推進。
・CO2を原料にする技術を開発
最後の”CO2を原料にする技術を開発”・・・というのがカーボンネガティブへの対応ですね。花王は、油脂を中心に化成品を製造・販売している会社です。この化学プラントで、大気中からCO2を吸収して、化成品原料として使おう、ということだと思います。ガスであるCO2は、化学反応により液化し、もはや温暖化ガスでなくなり、カーボンネガティブになるということ。
この領域は、今、ホットですね。
カーボンネガティブ(終わり)