Blog 真っ青な空

企業を定年退職したエンジニア、科学技術コンサルタントやってます。

退職募集

上場企業が今年に入って募集した早期・希望退職の人数が、6月3日までに1万人を突破したそうです。前年より3カ月程度早く、実施企業は50社で、前年の同時期に比べ17社増。新型コロナウイルス感染の長期化で業績が悪化し、人員削減に踏み切る動きが広がっている。通年に換算すると、前年の1万8635人を超え、世界的な金融危機を招いたリーマン・ショック後の平成21年以来の高水準となる可能性があるそうです。

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www.iza.ne.jp

 

高年齢者雇用安定法が改正されて、70歳までの就業機会を確保します、70歳まで働こう、という国の動きの中で、民間では退職募集が進んでいる。

 

背に腹は替えられない。
業績が悪くなれば、給料は払えなくなるし、そんな状況になる前に、固定費は下げておかないと、企業の存続も危うい。企業としては、ごく普通の話ですね。

 

しかし、高年齢者雇用安定法という法律で縛られて、70歳までの雇用努力(まもなく義務?)を課せられて、その一方で、現役世代の退職募集をしなければならない。

 

じゃあ、だれが会社を引っ張ってゆくのか。

 

今回のコロナ不況、人材の枯渇も同時に危惧されます。

 

退職募集(終わり)