ちょっとした違和感。
日産自動車は1日、提携先の中国企業エンビジョンAESCと共同で、英北東部サンダーランドに電気自動車(EV)向けの大型バッテリー工場を新設すると発表した・・・という記事です。
日本企業が中国企業と一緒に、イギリスで工場を作る?
そんなことがあるのか? という違和感です。
しかし、その中国企業である『エンビジョンAESC』は、もともと日産自動車の子会社だったオートモーティブエナジーサプライ(AESC)で、3月末に中国のエンビジョングループ(再生エネルギー大手企業)への売却が完了し、親会社が変わり、会社そのものは日本にあるものの中国系になったということです。前々からの縁で、日産自動車とは提携していて、今回のイギリスでの工場建設になったということのようです。
話を聞けば、なるほど、そういうことか、となるのですが、なんとなくひっかかる。
最後に残った日本の基幹産業である自動車。
はたして最終的に中国企業と連携してうまみがあるのか、という疑念。
それと、中国の術中に、はまってゆくような焦燥感。
そんな想いが交錯します。
中国企業と連携(終わり)