Blog 真っ青な空

工学博士が環境を考える

会社で事業をおこすこと(2)

前に勤めていた会社で新しい事業化に携わりました。
なんだかんだで10年くらいやりました。

 新事業創出|中小機構

 

社内ベンチャーのような形で、新事業プロジェクトを立ち上げての推進です。自分が一から勉強して、研究して、商品開発して、進めたものです。一時期は20人くらいのメンバーが携わっていました。

 

そのプロジェクトですが、当時、会社としてまったく新しい取り組みがいくつかありました。一つは、国プロで進めたこと、一つは、会社として商品化の期限をきって、株主にはっきり示したこと、です。国プロで進めることで、予算と開発期間は最初から決めることができ、その間、会社の上層部からのいちゃもんがありません。ただ、その一方で、国側(そのときはJST/科学技術振興機構でした)に対する開発経緯の説明と予算の執行状況はかなり細かく報告していましたが。それと、会社として、商品化の期限を切ること。それは、できませんでした、と言わせない工夫だったと思います。と同時に会社としての心意気というか、覚悟を示すものだった、ように思います。

 

この会社の覚悟は、株主だけでなく、プレスリリースし、全国紙の一面に出ました。
これを見たとき、やばっと思ったものです。問い合わせがたくさんきて、てんてこ舞いの状態になりました。でも、興味を持ってくれたお客さんもいて、その会社さんは、いまでも主要な取引先様となっています。

 

こんなことを振り返ってみて、いろいろ思い出しますね。

 

それで、会社で事業をおこすこと、偶然に偶然が重なって、初めてできるもの。

そんな気がします。

 

もちろん、技術者のやる気、気概、は大事です。でも、それだけではありません。そのほか、会社の立ち位置、会社の考え、世の中の状況、お金のこと(会社の余裕度)などなど、もろもろが、ちょうどあんばい良くマッチして、初めて事業が立ち上がる、そんな気がします。

 

ただ、当たり前のことですが、始めなければ始まらない。

やはり、まずは、スタートを切ることが一番大事かな、と思います。

 

会社で事業をおこすこと(2)(終わり)

bluetech.hatenablog.com