Blog 真っ青な空

工学博士が環境を考える

地球温暖化

コロナと環境

コロナの影響で、身の回りの環境がよくなっている。 もちろん、ウイルスは、まだ心配なのですが、空気や水がきれいになっているということです。ロサンゼルスでは山がくっきり見え、中国では大気中に含まれる二酸化窒素(NO2)の濃度が1990年代のレベルまで低…

パリ協定復帰

アメリカの新しい大統領のバイデン氏。 バイデン氏は2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする目標を掲げている。また、今回、バイデン氏が署名した大統領令は、自動車の燃費基準やメタン排出規制の見直し検討なども、政府機関に義務付け…

脱炭素化

決定的となった脱炭素化の流れ。 そんな記事ですね。 response.jp 記事の引用・・・米国の次期大統領のバイデン氏は、勝利が決定的になった時点で「早期にパリ協定に復帰する」と宣言。自国第一主義を唱えてきたトランプ大統領は科学的な根拠に乏しいとして…

電気自動車、EVのこと(3)

電気自動車のこと、つづきです。 前回は急速にEV普及が進む北欧 ノルウェーについて書きました。 blue2020.hateblo.jp 今回はなぜ、ノルウェーなのか、というはなしです。 wired.jp ノルウェーでは、テスラのEV「モデル3」が、いま最も売れているクルマなの…

アンモニアの意義(2)

以前、「アンモニア」という物質の将来に向けた意義を書きました。 それで、脱炭素社会に向けた『アンモニア』の意義は2つ。 1 新燃料としての利用 ~船舶、発電所への適用~2 水素キャリア(エネルギー媒体)としての利用 ~燃料電池向け燃料~ blue2020…

電気自動車、EVのこと(2)

今、電気自動車、EVの普及率が最も高いのは北欧のノルウェーだそうです。 今年上半期の新車販売に占めるEV比率が48%。ただ、年間の新車販売台数は20万台ということなので台数は多くありません。 しかし、ノルウェーは、国によって積極的なEV政策が行われて…

電気自動車、EVのこと

また、電気自動車、EVの話です。 blue2020.hateblo.jp blue2020.hateblo.jp 今まで、マスメディアは、温室効果ガス削減の切り札はBEV(battery electric vehicle、バッテリを動力源とする電気自動車)だ。2030年代にはBEVがクルマの主役になる、とさんざ…

水素・EV

年末になって急に、地球温暖化対策や二酸化炭素削減に向けた動きがでてきました。これはなぜか、という記事がありました。 toyokeizai.net その記事から、一部引用してみます。 急に動き出した最大の要因は「アンモニア火力発電」 10月13日に火力発電最大手…

ガソリン車販売禁止?

日本政府は2030年代半ばに国内の新車販売を全てハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)などの電動車に切り替え、ガソリン車の販売を事実上禁止する目標を打ち出す、のだそうです。 mainichi.jp 記事によっては、エンジンを搭載しているクルマは全部NG、みた…

触媒(3)

触媒という材料の将来に向けた可能性について前回書きました。 触媒と環境は切っても切れない関係。触媒がなくては環境は維持できない。 その触媒に期待されるのは、やっぱり再生可能エネルギーの領域。 ずばり、CO2と水を原料にして、太陽エネルギーを活用…

カーボンリサイクル(9)

カーボンリサイクルについて、その動きを書いてきました。 blue2020.hateblo.jp その全体像は以下です。 簡単に言ってしまうと、大気に排出される二酸化炭素(CO2)をすべて回収し、再生可能エネルギー(太陽光発電)で作られた水素と反応させて、私たちが日…

触媒(2)

触媒のはなし、つづきです。 触媒という材料、どこで使われていて、将来はどうなるのか、ということ。 触媒学会のホームページからの引用です。 大きく分けると、自動車向けの排ガス処理、それと石油化学製品の製造用の2つが、現在の触媒用途となります。 …

触媒(1)

このブログ。主に『環境』について書いています。 その環境を維持したり、よくする大事な技術の一つに『触媒』があります。 これは自分が専門とする領域の一つでもあります。 ということで、 まず、その触媒とは? ということについて、お話させてください。…

アメリカ大統領選挙と環境

これを書いている時点での、アメリカの大統領選挙の行方、 民主党のバイデンが優勢です。ちょっと前までは、共和党のトランプがリードしていたのですが一夜明けるとバイデン優勢に変わっていました。 トランプが勝ちそうだっとときは、これでいいかな、と思…

カーボンリサイクル(8)

前回(カーボンリサイクル(7))で、「e-Fuel」とは何か? ということを書きました。今回は、より具体的に、その実態、内容について調べてみます。 先行していると言われてるアウディの動きです。 独アウディは2018年3月9日、再生可能エネルギーを使って合…

カーボンリサイクル(7)

カーボンリサイクルについてです。 blue2020.hateblo.jp 以前、水素戦略について書きました。 blue2020.hateblo.jp その中で、今年、ドイツの水素戦略が示され、日本のものとは異なっていることを指摘しました。 ・・・・引用。 自動車産業、すなわち、FC…

Shell Scinario

シナリオプランニングという手法。将来起こり得る未来のシナリオを複数描き、 それに基づいて戦略を導出していく手法のことを言います。 過去、石油危機を予測したシェル シナリオ。今回、コロナ以後の世界を予測しています。 www.shell.com ieei.or.jp シェ…

カーボンリサイクル(6)

カーボンリサイクル技術の中身についてです。 大きく4つの領域(日本政府が示している技術領域)。 ①化学品;ウレタンやプラスチックの一種でCDなどにも使われるポリカーボネートといった「含酸素化合物(酸素原子を含む化合物)」への利用②燃料;光合成をお…

カーボンリサイクル(5)

カーボンリサイクル技術の中身についてです。 大きく4つの領域(日本政府が示している技術領域)。 ①化学品;ウレタンやプラスチックの一種でCDなどにも使われるポリカーボネートといった「含酸素化合物(酸素原子を含む化合物)」への利用②燃料;光合成をお…

有機機能材料のこと

自分は博士(工学)です。取得したのは、25年前。 その博士研究は有機機能材料についてでした。有機フォトクロミック材料(光を照射すると化学構造が変化し、色が変わる材料)を書き換え型光記録(コンパクトディスク)に使おう、というものでした。商品化…

カーボンリサイクル(4)

カーボンリサイクル技術の中身について一つずつ調べてみました。 前回は全体像を示し、大きく4つの領域があるということでした(日本政府が示している技術領域)。 ①化学品;ウレタンやプラスチックの一種でCDなどにも使われるポリカーボネートといった「含…

カーボンリサイクル(3)

カーボンリサイクル技術の中身について迫ってみることにします。 カーボンリサイクルの全体像は以下の図のとおりです。 まず、左側には、CO2をどうやって収集、貯蔵するのかという技術と、その下に前提としてCO2フリー水素の製造技術が掲げられています。こ…

カーボンリサイクル(2)

カーボンリサイクルの続きです。 カーボンリサイクルとは、世界中で今、悪もの扱いされている二酸化炭素を資源として考えて、これを再利用しよう、ということです。 blue2020.hateblo.jp 2019年6月に日本の経済産業省が「カーボンリサイクル」の技術ロ…

アンモニアの意義

脱炭素社会に向けた新技術としてアンモニアが期待されています。 分子式が NH3で表される無機化合物。常温常圧では無色の気体で、特有の強い刺激臭を持つ、それがアンモニア。匂いがきついですね、あと毒性もあるので、日本では劇物指定されています。 そん…

カーボンリサイクル(1)

カーボンリサイクルの動きが加速するそうです。 新聞記事・・・ CO2再利用で日米連携へ 両政府が覚書、開発加速 10/13(火) 共同通信経済産業省;発電所や工場で排出される二酸化炭素(CO2)を燃料や化学品に再利用する「カーボンリサイクル」技術の研究開発…

エネルギーの必然性

難しいはなしになりそうなのですが、エネルギーの必然性についてです。 なぜ、ごく普通に、石油(ガソリン、灯油、重油)やガス(都市ガス、プロパン)が燃料として使われてきたのか。また、地球環境を守るため、このような化石燃料を使わない流れがあります…

水素戦略の正しさ

環境を考える上で、日々使うエネルギーについて考えることは非常に重要なことだと思います。 ということで、将来のエネルギーとして期待される水素を例に日本とドイツの取り組み(戦略)について考えてみます。 日本は世界の中で、早くから水素に着目し、政…

地球温暖化のはなし(つづき)

ちょっと前に地球温暖化のはなしをしました。 そのつづきです。 blue2020.hateblo.jp 温室効果ガスの排出(これは、ほぼ二酸化炭素で、石油を燃やす、ガソリン燃焼させてでエンジンを動かすことで発生)⇒ 太陽光を吸収(二酸化炭素は赤外領域に吸収帯を持つ…

地球温暖化のはなし

人が住んで、仕事して、生活する環境は、当たり前ですがきれいな方がいい。 きれいな空、きれいな水、であるべき。 そのために、地球温暖化を防がなくてはならない、と言われています。そして、そのためには二酸化炭素の排出を減らさなければならない、とい…