Blog 真っ青な空

工学博士が環境を考える

歴史に学ぶ

日本の科学技術を考える(5)

日本の科学技術を考えています。 blue2020.hateblo.jp 失われた20年という言い方がよくされます。バブル崩壊後の1990年代から2010年代初頭までの20年間のことです。この間に、日本は停滞し、韓国、中国、あるいはインドなど新興国の追い上げにさらされ、…

日本の科学技術を考える(4)

今回も、科学技術を支える「博士」についてです。 blue2020.hateblo.jp 前回は、一万人の博士をアメリカの言うがままに作ってしまって、その使い道がなかった、という話を書きました。 で、その一万人の博士ですが、ごく一部は、大学などのアカデミックポジ…

日本の科学技術を考える(3)

今回は、科学技術を支える「博士」についてです。 工学博士や理学博士など。 自然科学系の「博士」については前にも書いています。 blue2020.hateblo.jp blue2020.hateblo.jp 博士の数は2003年くらいがピークで、だんだん減っているようです。 そもそも…

日本の科学技術を考える(2)

最近の大学、特に理系の大学についてです。 独立行政法人になって、自立化を促され、研究費を自分で稼いで、そのお金で研究を行うようになっています。あと、大学発のベンチャー企業、あるいは大学がベンチャー投資を行うとか。そんな動きが活発化しています…

日本の科学技術を考える(1)

中西輝政著の「国民の文明史」を読んで、日本という国には、本来、「換骨奪胎の超システム」があって、 その流れをくむのが、意外と京都大学の理系の人たちであって、それは、ノーベル賞科学者の湯川秀樹や福井謙一だ、という議論に驚きました。 blue2020.ha…

「国民の文明史」を読む(9)

中西輝政著、「国民の文明史」を読んでいます。 日本の歴史をたどりつつ、欧化の流れに日本人はどう対峙したのか、記されています。 その一つ、日本の哲学のこと。 「善の研究」 日本が欧米列強に肩を並べようと近代化に邁進していた明治時代。しかし「哲学…

「国民の文明史」を読む(8)

「国民の文明史」を読んでいます。 実にざっくりなのですが、中西の著書、言いたいことは以下の2点・ 1)日本の歴史は、「縄文なるもの」と「弥生なるもの」の繰り返し。縄文的に、平安な変化を嫌う時代があって、突如として、弥生的に、急激な変化が起こる…

「国民の文明史」を読む(7)

中西輝政著 「国民の文明史」を読んでいます。 江戸、明治、大正時代と読んできて、次はいよいよ昭和です。 昭和は日中戦争で始まり、太平洋戦争での敗北を経験します。 満州国の建国、リットン調査団、そして国際連盟脱退、さらに日独伊三国同盟。昭和の大…

「国民の文明史」を読む(6)

中西輝政著 「国民の文明史」を読んでいます。 中西輝政の「国民の文明史」を時代とともに読んでいます。 江戸、明治時代と読んで、次は大正時代です。大正時代は、1912年(大正元年)7月30日から1926年(大正15年)12月25日まで。短い期間ですが、日本にと…

「国民の文明史」を読む(5)

中西輝政著 「国民の文明史」を読んでいます。 中西は、その著書の中で日本文明が持つシステムは2つある、として以下を挙げて、実際に日本史を検証しています。・「縄文的なるもの」と「弥生的なるもの」が交互に現れる、劇的な相互変換システム。・外から…

「国民の文明史」を読む(4)

中西輝政著 「国民の文明史」を読んでいます。 前回は、日本文明における「換骨奪胎の超システム」について記しました。 換骨奪胎、難しい漢字の羅列なのですが、 換骨奪胎(かんこつだったい); 骨を取り換え、子が宿る胎を奪(うば)いとるという意味から…

「国民の文明史」を読む(3)

国民の文明史を読んでいます。 前回は、日本文明が持つシステムについてでした。「縄文的なるもの」と「弥生的なるもの」が交互に現れる。劇的な相互変換。要するに、現状に甘んじてなんの違和感も感じない、平和で協調的な時代(縄文的)と劇的な変革を欲求…

「国民の文明史」を読む(2)

中西輝政の「国民の文明史」を読んでいます。 「国民の文明史」の内容・・・ 第一章 文明史が示す日本の現状と危機第二章 「文明史」とは何か第三章 日本文明史に見る「超システム」現象第四章 「縄文」と「弥生」の日本文明史第五章 日本文明が揺らぐとき第…

「国民の文明史」を読む(1)

司馬遼太郎が好きで、たくさんの歴史小説や評論を読んできました。 それで、その司馬の作品から、これからの日本、あるべきふるまい(科学技術も含めて)を考えてみたいと思い、書いてきました。 blue2020.hateblo.jp 司馬の小説、室町時代から、戦国、江戸…

司馬遼太郎のこと(13)

司馬遼太郎の作品を読みつつ、考えてきました。 blue2020.hateblo.jp 司馬の歴史小説はとても面白くて、わくわくして楽しいものです。 そして、史実に忠実なので、その小説そのものが、日本の歴史である、と思えてきます。でも、それはあくまでも小説ですね…

司馬遼太郎のこと(12)

時代をさかのぼりつつ、司馬遼太郎の歴史小説について書いてきました。 そのあとは、評論も。 「明治という国家」「昭和という国家」 blue2020.hateblo.jp ほかに、「この国のかたち」があります。文春文庫で、全6巻。長い本です。 本の説明から、文芸春秋で…

司馬遼太郎のこと(11)

司馬遼太郎の作品を読みつつ、考えています。 blue2020.hateblo.jp 前回は「明治という国家」でした。 で、この続編?として「昭和という国家」(1989年9月、日本放送出版協会/NHKブックス、新版2018年)があります。 「日本という国の森に、大正末年、昭和…

司馬遼太郎のこと(10)

司馬遼太郎の歴史小説について書いています。 ずっと、時代をさかのぼって、前回は室町末期の北条早雲のはなし。 blue2020.hateblo.jp でも、司馬は、歴史小説だけでなく、数多くの評論を残しています。 例えば、「明治という国家」 www.amazon.co.jp 内容は…

司馬遼太郎のこと(9)

時代をさかのぼりつつ、司馬遼太郎の歴史小説について書いています。 前回は戦国時代~安土桃山時代。 blue2020.hateblo.jp 今回は、もう少しさかのぼって、室町末期。 『箱根の坂』(はこねのさか)です。 戦国大名のさきがけとなり、戦国時代の口火を切っ…

司馬遼太郎のこと(8)

司馬遼太郎のことについて書いています。 戦国時代から安土桃山時代の歴史小説。 今回は、「関ケ原」と「城塞」。 「関ケ原」:徳川家康と石田三成の対立を軸に、天下分け目の決戦となった関ヶ原の戦いを描いた作品。 あらすじです。豊臣秀吉が亡きあと、豊…

司馬遼太郎のこと(7)

司馬遼太郎について書いています。 blue2020.hateblo.jp 時代をさかのぼって、歴史小説をたどり、最初は明治、次に幕末、さらに江戸時代の作品について書いてきました。こうやってたどると、あたりまえのことなのですが、歴史はつながっている、ということを…

司馬遼太郎のこと(6)

司馬遼太郎のこと、のつづきです。 blue2020.hateblo.jp 幕末から江戸時代に逆戻ってみます。 「菜の花の沖」、江戸時代の廻船商人である高田屋嘉兵衛を主人公とした歴史小説 http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/nanohana_text.HTM 嘉兵衛は明和6…

司馬遼太郎のこと(5)

好きな歴史作家、司馬遼太郎について書いています。 前回は「台湾紀行」について書きました、その前は名作「坂の上の雲」。 これは、躍動する明治の話でした。 blue2020.hateblo.jp で、今回は幕末ですね。 とすると、やっぱり「竜馬がゆく」でしょうか。 坂…

司馬遼太郎のこと(4)

思いつくままに司馬遼太郎について書いています。 前回は名作「坂の上の雲」のこと。 blue2020.hateblo.jp そして今回は、 『街道をゆく』シリーズの一つ、「台湾紀行」についてです。 1994年11月発行。 国家とはなにか」をテーマに、司馬が1993、94年に訪れ…

司馬遼太郎のこと(3)

歴史小説家の司馬遼太郎についてときどき書いています。自分ごときが、いろいろ書き連ねること、気が引けるのですが、臆せず書いてゆきます。 明治のできごと、日露戦争にいたる経緯を書いた「坂の上の雲」。 blue2020.hateblo.jp 伊予松山の下級武士の出で…

司馬遼太郎のこと(2)

司馬遼太郎のことについて書いています。 blue2020.hateblo.jp 司馬の歴史小説。 主に戦国時代、幕末、それと明治が舞台です。 代表作には『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『国盗り物語』『坂の上の雲』などなど。どの作品も、一気に読みたくなる面白さがあって、…

司馬遼太郎のこと(1)

このブログの趣旨である科学技術とか、環境とかの話とはぜんぜん違うのですが、歴史小説家の司馬遼太郎(1923年(大正12年)8月7日 - 1996年(平成8年)2月12日))について書いてみます。 ほぼ、自分の趣味の領域(歴史好き)で、とっても好きな歴史小説家…