Blog 真っ青な空

企業を定年退職したエンジニア、科学技術コンサルタントやってます。

再生可能エネルギー

ウクライナ戦争と脱炭素化

ウクライナ戦争が長引きそうで、そのさまざまな影響が取りざたされています。 政治的には、ヨーロッパの国々のウクライナへの支援や、一部はNATO加盟へ走ったりしています。また、ヨーロッパだけでなく中国や北朝鮮などの東アジアの安全保障。経済的には、西…

水素バーナー

水素ガスを燃やす工業用のバーナーを開発するという記事です。 ・・・・・ 東邦ガスは24日、アイシンと共同で水素を燃料に用いた工業炉バーナーの実証実験を開始すると発表した。アイシンの自動車部品の工場で、東邦ガスが設計したバーナーの評価を実施。…

太陽電池

産総研究所とトヨタ自動車の研究グループが、フレキシブル基板上に銅・インジウム・セレンの化合物(CIS)系太陽電池を作製し、18・6%の光電変換効率を達成したそうです。 フレキシブル基板上では世界最高の数値ということです。 newswitch.jp 太陽電…

令和三年という年

2020年は、さんざんな年で、コロナが全世界に蔓延し、その対策に追われました。でも、そのコロナは、まだ終息の兆しが見えません。 そんな状況の中での年越しとなりました。コロナがあろうがなかろうが、時間は経ち、新しい年、令和三年がきたのです。 …

令和二年の終わり

今日で令和二年、2020年も終わります。 どう考えても、さんざんな年として記憶される、と思います。東京オリンピックが開かれる年だった、ということも。 売られていることすら忘れてられていたオリンピック500円記念硬貨 全体に与えるコロナの影響が…

水素・EV

年末になって急に、地球温暖化対策や二酸化炭素削減に向けた動きがでてきました。これはなぜか、という記事がありました。 toyokeizai.net その記事から、一部引用してみます。 急に動き出した最大の要因は「アンモニア火力発電」 10月13日に火力発電最大手…

触媒(3)

触媒という材料の将来に向けた可能性について前回書きました。 触媒と環境は切っても切れない関係。触媒がなくては環境は維持できない。 その触媒に期待されるのは、やっぱり再生可能エネルギーの領域。 ずばり、CO2と水を原料にして、太陽エネルギーを活用…

触媒(2)

触媒のはなし、つづきです。 触媒という材料、どこで使われていて、将来はどうなるのか、ということ。 触媒学会のホームページからの引用です。 大きく分けると、自動車向けの排ガス処理、それと石油化学製品の製造用の2つが、現在の触媒用途となります。 …

触媒(1)

このブログ。主に『環境』について書いています。 その環境を維持したり、よくする大事な技術の一つに『触媒』があります。 これは自分が専門とする領域の一つでもあります。 ということで、 まず、その触媒とは? ということについて、お話させてください。…

アンモニアの意義

脱炭素社会に向けた新技術としてアンモニアが期待されています。 分子式が NH3で表される無機化合物。常温常圧では無色の気体で、特有の強い刺激臭を持つ、それがアンモニア。匂いがきついですね、あと毒性もあるので、日本では劇物指定されています。 そん…

エネルギー利用の方向性

今までいろいろと考えてきて、なんとなく、うっすらと将来のエネルギー利用の方向性が表れてきたように思います。 地球温暖化の認識はもはや国際的なコンセンサスとなっていて、それを抑制するためには二酸化炭素の排出を抑える努力が必要。この流れは、既定…

ソーラーエネルギー利用の必然性

再生可能エネルギーという言葉。 広義には太陽・地球物理学的・生物学的な源に由来し、利用する以上の速度で自然界によって補充されるエネルギー全般を指す、のだそうです。 太陽光、風力、波力・潮力、流水・潮汐、地熱、バイオマス等、自然の力で定常的(…

エネルギーの必然性

難しいはなしになりそうなのですが、エネルギーの必然性についてです。 なぜ、ごく普通に、石油(ガソリン、灯油、重油)やガス(都市ガス、プロパン)が燃料として使われてきたのか。また、地球環境を守るため、このような化石燃料を使わない流れがあります…