Blog 真っ青な空

工学博士が環境を考える

脱炭素

東芝CO2コンバーター

東芝は、二酸化炭素(CO2)を燃料・化学品原料向けの一酸化炭素に変換する小型CO2電解スタックを開発し、年間最大1トンの処理量を達成した。 ・・・という記事。 news.yahoo.co.jp 今回開発したのは、電力を使ってCO2からCOを生成するP2Cの電解セルの大面積…

パリ協定復帰

アメリカの新しい大統領のバイデン氏。 バイデン氏は2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする目標を掲げている。また、今回、バイデン氏が署名した大統領令は、自動車の燃費基準やメタン排出規制の見直し検討なども、政府機関に義務付け…

脱炭素化

決定的となった脱炭素化の流れ。 そんな記事ですね。 response.jp 記事の引用・・・米国の次期大統領のバイデン氏は、勝利が決定的になった時点で「早期にパリ協定に復帰する」と宣言。自国第一主義を唱えてきたトランプ大統領は科学的な根拠に乏しいとして…

令和三年という年

2020年は、さんざんな年で、コロナが全世界に蔓延し、その対策に追われました。でも、そのコロナは、まだ終息の兆しが見えません。 そんな状況の中での年越しとなりました。コロナがあろうがなかろうが、時間は経ち、新しい年、令和三年がきたのです。 …

令和二年の終わり

今日で令和二年、2020年も終わります。 どう考えても、さんざんな年として記憶される、と思います。東京オリンピックが開かれる年だった、ということも。 売られていることすら忘れてられていたオリンピック500円記念硬貨 全体に与えるコロナの影響が…

藻のはなし

以前、カーボンリサイクルについて調べました。その中で、『藻』への期待が大きいことがわかりました。微細藻を使ったバイオジェット燃料やバイオディーゼル燃料の製造などのことです。 blue2020.hateblo.jp これは藻をつかって光合成させて、効率よくバイオ…

アンモニアの意義(2)

以前、「アンモニア」という物質の将来に向けた意義を書きました。 それで、脱炭素社会に向けた『アンモニア』の意義は2つ。 1 新燃料としての利用 ~船舶、発電所への適用~2 水素キャリア(エネルギー媒体)としての利用 ~燃料電池向け燃料~ blue2020…

電気自動車、EVのこと

また、電気自動車、EVの話です。 blue2020.hateblo.jp blue2020.hateblo.jp 今まで、マスメディアは、温室効果ガス削減の切り札はBEV(battery electric vehicle、バッテリを動力源とする電気自動車)だ。2030年代にはBEVがクルマの主役になる、とさんざ…

水素・EV

年末になって急に、地球温暖化対策や二酸化炭素削減に向けた動きがでてきました。これはなぜか、という記事がありました。 toyokeizai.net その記事から、一部引用してみます。 急に動き出した最大の要因は「アンモニア火力発電」 10月13日に火力発電最大手…

ガソリン車販売禁止?

日本政府は2030年代半ばに国内の新車販売を全てハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)などの電動車に切り替え、ガソリン車の販売を事実上禁止する目標を打ち出す、のだそうです。 mainichi.jp 記事によっては、エンジンを搭載しているクルマは全部NG、みた…

触媒(3)

触媒という材料の将来に向けた可能性について前回書きました。 触媒と環境は切っても切れない関係。触媒がなくては環境は維持できない。 その触媒に期待されるのは、やっぱり再生可能エネルギーの領域。 ずばり、CO2と水を原料にして、太陽エネルギーを活用…

カーボンリサイクル(9)

カーボンリサイクルについて、その動きを書いてきました。 blue2020.hateblo.jp その全体像は以下です。 簡単に言ってしまうと、大気に排出される二酸化炭素(CO2)をすべて回収し、再生可能エネルギー(太陽光発電)で作られた水素と反応させて、私たちが日…

触媒(2)

触媒のはなし、つづきです。 触媒という材料、どこで使われていて、将来はどうなるのか、ということ。 触媒学会のホームページからの引用です。 大きく分けると、自動車向けの排ガス処理、それと石油化学製品の製造用の2つが、現在の触媒用途となります。 …

触媒(1)

このブログ。主に『環境』について書いています。 その環境を維持したり、よくする大事な技術の一つに『触媒』があります。 これは自分が専門とする領域の一つでもあります。 ということで、 まず、その触媒とは? ということについて、お話させてください。…

カーボンリサイクル(8)

前回(カーボンリサイクル(7))で、「e-Fuel」とは何か? ということを書きました。今回は、より具体的に、その実態、内容について調べてみます。 先行していると言われてるアウディの動きです。 独アウディは2018年3月9日、再生可能エネルギーを使って合…

カーボンリサイクル(7)

カーボンリサイクルについてです。 blue2020.hateblo.jp 以前、水素戦略について書きました。 blue2020.hateblo.jp その中で、今年、ドイツの水素戦略が示され、日本のものとは異なっていることを指摘しました。 ・・・・引用。 自動車産業、すなわち、FC…

Shell Scinario

シナリオプランニングという手法。将来起こり得る未来のシナリオを複数描き、 それに基づいて戦略を導出していく手法のことを言います。 過去、石油危機を予測したシェル シナリオ。今回、コロナ以後の世界を予測しています。 www.shell.com ieei.or.jp シェ…

カーボンリサイクル(6)

カーボンリサイクル技術の中身についてです。 大きく4つの領域(日本政府が示している技術領域)。 ①化学品;ウレタンやプラスチックの一種でCDなどにも使われるポリカーボネートといった「含酸素化合物(酸素原子を含む化合物)」への利用②燃料;光合成をお…

カーボンリサイクル(5)

カーボンリサイクル技術の中身についてです。 大きく4つの領域(日本政府が示している技術領域)。 ①化学品;ウレタンやプラスチックの一種でCDなどにも使われるポリカーボネートといった「含酸素化合物(酸素原子を含む化合物)」への利用②燃料;光合成をお…

カーボンリサイクル(4)

カーボンリサイクル技術の中身について一つずつ調べてみました。 前回は全体像を示し、大きく4つの領域があるということでした(日本政府が示している技術領域)。 ①化学品;ウレタンやプラスチックの一種でCDなどにも使われるポリカーボネートといった「含…

カーボンリサイクル(3)

カーボンリサイクル技術の中身について迫ってみることにします。 カーボンリサイクルの全体像は以下の図のとおりです。 まず、左側には、CO2をどうやって収集、貯蔵するのかという技術と、その下に前提としてCO2フリー水素の製造技術が掲げられています。こ…

カーボンリサイクル(2)

カーボンリサイクルの続きです。 カーボンリサイクルとは、世界中で今、悪もの扱いされている二酸化炭素を資源として考えて、これを再利用しよう、ということです。 blue2020.hateblo.jp 2019年6月に日本の経済産業省が「カーボンリサイクル」の技術ロ…

アンモニアの意義

脱炭素社会に向けた新技術としてアンモニアが期待されています。 分子式が NH3で表される無機化合物。常温常圧では無色の気体で、特有の強い刺激臭を持つ、それがアンモニア。匂いがきついですね、あと毒性もあるので、日本では劇物指定されています。 そん…

カーボンリサイクル(1)

カーボンリサイクルの動きが加速するそうです。 新聞記事・・・ CO2再利用で日米連携へ 両政府が覚書、開発加速 10/13(火) 共同通信経済産業省;発電所や工場で排出される二酸化炭素(CO2)を燃料や化学品に再利用する「カーボンリサイクル」技術の研究開発…