Blog 真っ青な空

工学博士が環境を考える

シェアオフィス

JR東日本は2月18日、日本初のホーム上のシェアオフィスをオープンすると発表した。2月25日に中央線の西国分寺駅、3月25日に三鷹駅(上り/下り)でそれぞれ開業する。料金は15分当たり250円(税別)。

日本初のホーム上のシェアオフィスを開業する=JR東日本のニュースリリースより

www.itmedia.co.jp

 

・・・・という記事がありました。15分で250円なので、一時間打合せすればちょうど千円ですね。

 

手軽だし、いいと思うのですが、なんでホームにあるの?

 

もの珍しいから、なんだろう? と思って興味津々で、のぞきこむことになるとは思いますが、ホーム上のシェアオフィスで仕事をしなければならない必然性がわからない。

 

たぶん、シェアオフィスの宣伝でしょうね。
JRではこんなこともやっているぞ、という広告。

 

でも、コロナ禍で、オフィスの意味も変わってくる。リモート主体となれば、オフィスをシェアする必要もなくなるのかもしれません。

 

シェアオフィス(終わり)

 

 

 

ホンダe

ホンダ初の量産電気自動車「ホンダe」。

 

 

ホンダ初の量産電気自動車(EV)「ホンダe」は、2019年3月のジュネーブショーで発表され、2020年10月30日に国内で発売されました。

プラチナホワイト・パール★1

kuruma-news.jp

 

その燃費というか、電気自動車なので電費(1kWhの電力で走れる距離)が、記事に出ていました(実測したのだそうです)

 

高速道

走行距離:66.1km
実電費:8.8km/kWh

 

ワインディング路 ※カーブが連続する山道

走行距離:42.8km
実電費:8.0km/kWh

 

一般道

走行距離:50.9km
実電費:9.4km/kWh

 

もともとのホンダのカタログからの計算値が、1kWhあたり約7.97km。なので、実測でも悪くないということですね。

ほかの会社の電気自動車は、日産「リーフe+」は約7.39km/kWh、三菱「i-MiEV」は10.25km/kWh、メルセデスベンツEQCは5km/kWh。三菱は高いようですが、そのほかのクルマよりはいい。

 

「ホンダe」、悪くないかも。

価格は、451万円、4人乗り。どうだろう?

 

ホンダe(終わり)

リモートワークの税金

これは、いいニュースかな。

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・・・国税庁は「在宅勤務に係る費用負担等に関するFAQ(源泉所得税関係)」を公開し、リモートワークなどで必要となった光熱費や通信費などについて、給与として課税する必要がないという見解を明らかにした。

社員がリモートワーク時に必要となった備品、通信費、電気料金について、企業が支払いをした場合、一定の条件のもとで、給与として課税する必要がない。

 ただし、一律のリモートワーク手当のように、社員に対して毎月一定額を支給する場合は、給与として課税する必要がある。・・・


www.itmedia.co.jp

 

国は、果たして、今回のリモートワークをどう考えるのか、税制上の優遇措置(当たり前のことなのですが)を打ち出している、ということなら、後押ししようとしている、と見ることもできますね。

 

リモートワークの税金(終わり)

日本の科学技術を考える(4)

今回も、科学技術を支える「博士」についてです。

 

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blue2020.hateblo.jp

 

前回は、一万人の博士をアメリカの言うがままに作ってしまって、その使い道がなかった、という話を書きました。

 

で、その一万人の博士ですが、ごく一部は、大学などのアカデミックポジションに就き、ほかは企業に就職したり、あるいはベンチャー企業の設立に関係したりしているようです。企業が一般的に、新卒募集するのは、学士、修士までの学生で、博士についての募集はほとんどありません。したがって、博士号を持っているからと言って、特別な給与を出したり、特別な待遇をする、ということもありません。

 

それが、この20年くらいのはなしだったと思います。

それは、いってみれば、博士号取得者が、受け身に甘んじていて、社会全般の動きに振り回されていた、のかもしれません。でも、最近の大学ベンチャーを見てみると、積極的にリスクをとって、活動する動きもあるようです。ベンチャー企業の技術担当には、博士号取得者も多い。

 

ずっと安定志向で、変化を嫌いながら、旧来の製造業はやってきて、新しい博士取得者には冷たかったのですが、新興のベンチャーではそういうこともありません。

 

やっと、博士が主役になれる場所が現れたのかもしれません。

 

日本の科学技術を考える(4)(終わり)

日本の科学技術を考える(3)

今回は、科学技術を支える「博士」についてです。

工学博士や理学博士など。

 

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自然科学系の「博士」については前にも書いています。

 

blue2020.hateblo.jp

 

 

blue2020.hateblo.jp

 

博士の数は2003年くらいがピークで、だんだん減っているようです。

そもそも、なぜ2003年に博士が増えたのかと言えば、文部科学省が、ポストドクター等一万人支援計画を策定し、1996年度から2000年度まで実施したからです。この計画により、研究の世界で競争的環境下に置かれる博士号取得者を一万人創出するために期限付き雇用資金を大学等の研究機関に配布したのでした。

 

で、なぜ、唐突に博士号取得者を一万人創出しようとしたのか、と言えば、当時、基礎研究に資金をあまり投入してこなかった日本政府に対し、アメリカからの年次要望書の中に日本も基礎研究にもっと資金を投入すべきとの議論があったことが理由の一つと言われているそうです。

 

もともと、日本で博士号を取得しようとする人は少なく、経済的に恵まれていたり、あるいは本当に頭のいい人(成績がいい人?)だけが取っていたように思います。また、実業界、企業も博士を必要としていたのか、といえば実際はそうではなかったと思います。企業内で独自に教育を行い、チームワークよく業務を進めてゆくことを企業は、最優先としていたし、博士号を持っているからといって、高い給与や役職を準備することもありませんでした。要するに、企業で博士はいらなかったのが実情だったと思います。

 

にもかかわらず、アメリカから言われて、政策的に博士を一万人創出してしまったこと、つくづく軽率だったように思います。その一万人の博士が、日本と言う国でどう働くのか、働けるのか、その議論がなかった。

 

きわめて残念なことだったと思います。

 

日本の科学技術を考える(3)(終わり)

 

 

日本の科学技術を考える(2)

最近の大学、特に理系の大学についてです。

 

独立行政法人になって、自立化を促され、研究費を自分で稼いで、そのお金で研究を行うようになっています。あと、大学発のベンチャー企業、あるいは大学がベンチャー投資を行うとか。そんな動きが活発化しています。

 

この数十年の間に、大学は大きく変わった、と思います。

悠々自適に、自分の好きな研究をやる、というスタイルではなく、いかに自分の成果をアピールして、理解してもらって、さらに研究費を得る、というスタイルに変わりました。これは、アメリカのスタイルそのものです。

 

で、日本の大学が、どう評価されているのかと言えば、図のとおり、低下傾向です。東大は明らかに低くなっています、京都大学はがんばってるようですが。

 

東大の「世界大学ランキング」が低迷する致命的な理由。 | 大学受験 ...

 

この動きの中で、どういうことがおこるかというと、”うける” 研究にはしる、ようです。要するに、そのときの世間の目やブームにのった研究をやることで、研究費が得やすくなる、ということです。そして、その研究の実際を担うのは、博士研究員たち。そして、ベンチャー企業をおこす。

 

まさしく、アメリカのシリコンバレーで行われてきたことを日本でもやっているわけです。

 

アメリカでは、GAFAなどの巨大企業が現れ、成功しました。同じことが日本でもできるのか、はなはだ疑問です。鉢の苗木をそのまま移し替えて、すくすく育つのか。

 

苗木の改良が必要だと思うのですが。

 

日本の科学技術を考える(2)(終わり)

日本の科学技術を考える(1)

中西輝政著の「国民の文明史」を読んで、
日本という国には、本来、「換骨奪胎の超システム」があって、

その流れをくむのが、意外と京都大学の理系の人たちであって、
それは、ノーベル賞科学者の湯川秀樹福井謙一だ、という議論に驚きました。

 

 

blue2020.hateblo.jp

 

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事実、京都大学にゆかりのノーベル賞受賞者は10人に上り、そのすべてが自然科学系の研究者です。

 

京大ゆかりのノーベル賞受賞者は10人に 「自由な学風」が生み出す ...

 

日本では、東京大学出身の受賞者が、やっぱり一番多いそうなのですが、文学賞や平和賞などの人文系の3人(川端、大江、佐藤)が含まれます。京大はすべて自然科学系です。

 

京大でどんな教育がされたのか、わかりませんが、結果として、西田哲学(ドイツ哲学を換骨奪胎した)の流れが、ノーベル賞レベルの実績につながっている、という話です。

 

自然科学の研究は、世界中で行われていて、激しい競争の中にあるのですが、その着想、直感というのが、日本的なものである限り、独創性に満ち、すばらしい成果となる。そして、結果としてそれはノーベル賞につながってくる、ということですね。

 

それが中西輝政が「国民の文明史」の中で言いたかったこと。

それは、果たして真実なのか、おそらく議論があるところなのでしょうけど、ともかくは、これを出発点として、これからの日本の科学技術について考えてみることにします。

 

日本の科学技術を考える(1)(終わり)

 

福井謙一;フロンティア軌道法を提唱し、有機反応を統一的に説明することに成功。

福井の名言;

・メモしないでも覚えているような思いつきは大したものではない。
メモしないと忘れてしまうような着想こそが貴重なのです。

・ひとりの人間は、無限の過去、無限の未来とつながっている。

・自分のやりたい学問と距離のある学問であればあるほど、後になって創造的な仕事をする上で重要な意味をもってくる。