Blog 真っ青な空

工学博士が環境を考える

なんとなくもやもや

会社を定年退職して、個人事業でぼちぼち仕事をしているのですが、
『なんとなくもやもや』があるのです。

 

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この正体は何か。

 

それは居心地、ですね。

 

家で仕事をしているのだから、会社と違ってストレスも少なくて居心地はいいはず。

でも、たぶん、そういう話ではなく、どこにも所属していない、という不安定さ。
お尻がむずむずするような居心地の悪さなのだと思います。

 

今まで、会社に勤めて、○○会社の○○でございます、と社名と肩書の付いた名刺を出して、挨拶してきた。それで、社会での自分の位置を、自分で規定していた、のだと思います。

 

それが、今はない。
要するに、大げさに言えばアイデンティティーの喪失。

 

そのあたりが、もやもやの原因。

 

新しい個人事業で、新しい働き方を始めて、まだ半年だから仕方がない。
もう少し、時間が経てば、そんなもやもやもなくなる。

 

そんなことも思っています。

 

なんとなくもやもや(終わり)

不織布

不織布、

文字通り、繊維を織らずに絡み合わせたシート状の布のこと。

その主な用途は、マスク、紙おむつ、自動車用内装材、エアエレメント、キャビンフィルター、空気清浄機フィルターなど。

 

不織布 ヒメロンHN604B 1000×1000(アンビック)

 

その地味な材料である不織布の話。特にクルマの内装用です。

newswitch.jp

 

ニッケは自動車の緩衝用パッキングや防塵用途などで使用される不織布「ヒメロン」事業拡大に向け、海外自動車メーカーへの供給拡大へ乗り出す。ヒメロンはニッケ子会社のアンビック(兵庫県姫路市)が手がける緩衝性や難燃性などに優れた不織布。物性や規格などの種類が多く、自動車に幅広く採用されている。ニッケは2021年度からスタートした中期経営計画で自動車関連商品を成長事業に位置付けており、ヒメロン事業の強化はその一環。

 

これはクルマの内装材。

求められるのは社内の快適性、

巷間、取りざたされている、内燃機関の終焉、電気自動車の台頭、FCVの展開・・・

これらとは無縁。

いいビジネスですね。

 

不織布(終わり)

閑話休題(23)

会社を定年退職して、個人事業をしています。

なので、自分の気が向いたときにいつでも買い物に行くことができます。

 

今日は、ユニクロです。

 

クルマを駐車場にとめて、店内に入ると、アルコール消毒と検温。

 

これはもう慣れましたね。

ただ、これが、どれだけ意味があるのか、わかりませんが。

 

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 黒のパンツを2本、あとTシャツも3枚ほど買いました。

 

これで当面は十分。

 

断捨離で、古い衣服を処分したばかりなので、余計なものは買いません。
今日はウイークデイで、空いているかと思ったのですが、意外と人がいます。

 

会社員風の若い人やカップル、
あと60歳過ぎの自分と同年代の人。

 

会社員風の人はたぶん、テレワーク中で、時間を持て余して、ユニクロに買い物に来たような。また、60歳過ぎの人は、自分と同じで、空いているときに買い物に来た人

 

・・・だろうな、と思いました。

 

ただ、その60歳過ぎの男性、おしゃれですね。
ジーンズをはいていて、トップスも配色にこだわっているようで、なかなかです。

 

自分にはできません。

 

シンプルに暮らせるよう断捨離したばかり。
衣類や家具、生活用品など。
最低限にしたいと思っています。

 

閑話休題(23)(終わり)

 

閑話休題(22)

このブログは、科学技術のことを書くようにしていますが、定年後の気持ちの変化や日々の暮らしのこと、セミリタイアの現状もぼちぼち書いています。

 

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会社を定年退職したのは、去年の11月。技術者だったので、再雇用で会社に残る道もあったのですが、そうはせず、60歳の定年で会社を去りました。

 

ただ、会社を定年退職=リタイア、という気持ちはなく、まだまだ技術に関わる仕事をやろう、それで、今度は個人事業でやってみようと思いました。

 

で、以下のリンクにもあるとおり、技術アドバイスコンサルタントを始めました。

bluetech.hatenablog.com

 

定年直後の、2020年、 11月から始めたので、半年経過したところです。まずは、一年やってみようと思っていたので、今は折り返し地点ですね。

 

それで、今のところ、会社員時代のツテもあって、定期的に仕事をすることができています。家で、技術調査をして、それをまとめて報告して、お金をいただく、そんな仕事です。

 

で、肝心の収入ですが、新卒社員の初任給くらいですね(笑)。
コンサルタントとしては一年生。

 

当然かな。
でも、これは本当に感謝です。

スタートしたばかりで、これだけの収入があれば御の字、と思っています。

 

 

閑話休題(22)(終わり)

ホンダの説明

4月23日、本田技研工業は新たに社長に就任した三部敏宏(みべ としひろ)氏が就任会見を開くと供に、ホンダの近未来計画を説明しました。

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その関連の記事・・・

 引用します。

www.itmedia.co.jp

 

ホンダは新目標を大きく2つに絞った。

一つは「ホンダの二輪・四輪車が関与する交通事故死者ゼロ」であり、もう一つは「全製品、企業活動を通じたカーボンニュートラル。そして何より素晴らしいのは、その年限を2050年と明確に定めたことだ。

 

「四輪車電動化」についての発表を見ると、その決意は凄まじい。先進国トータルで30年にはEVと燃料電池車(FCV)を40%まで加速させ、5年後の35年にはそれを80%まで推し進める。さらにその5年後の40年にはこれをグローバルで100%にするという世界でも前例のほとんどない高い目標を掲げた。

 

 

三部社長の言葉の端々ににじむのは「2050年のカーボンニュートラルを目指すのであれば」というフレーズで、それはつまり、そこを前提として考えなさいという課題を政府から突きつけられているということを意味する。それについてはできるとかできないとかを考えることを許さないという意味である。いわゆる所与の条件としてこの枠組みを決められてしまえば、バックキャストでスケジュールを考えるしかなくなる。だからスケジュールだけが決まり、そのための具体策が何もないという馬鹿馬鹿しいことが起きるのである。・・・・(記事引用終わり)

 

なかなか、厳しい指摘ですね。ホンダの新社長の会見をこきおろしています。

 

そして、追い打ちをかけるように、こんなことも書かれています。


・・・この問題、ホンダにも猛省を促したい。何より、こんな無理難題をお上から突きつけられたとしたら、技術の正論で反論すべきだったのではないか? それをせずに、ラクをして、とりあえず可能性すら分からないスケジュールを引いてみせるのがホンダのチャレンジスピリットなのか? 遠い昔、自動車貿易自由化に際して、通産省から押しつけられた自動車メーカー再編成合併案を否定すべくF1に打って出て、ホンダはひとりでやれる気概を示した時とは雲泥の差ではないか? お上へのお追従でホンダの精神を捨ててもいいのか?・・・

 

 

気概というのであれば、やはりトヨタには劣る会見だったと思います。
トヨタの社長は折につけ、政府に警鐘を鳴らしているのです。

 

blue2020.hateblo.jp

 

 

でも、三部さんは、2021年4月に社長になったばかりの59歳。
エンジン開発のエンジニア出身。

 

ホンダらしさが出てくるのは、まだまだ、これからですよ。

 

ホンダの説明(終わり)

 

 

全固体電池2

電気自動車の命運を左右する電池についての話です。
今までも、その技術については何度か書いてきました。

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特に、全固体電池は、従来型の電池の電解質を固体にすることで、高いエネルギー密度と出力特性の電池を可能にする。そのため後続距離や充電時間に課題があるEV用の次世代電池として期待されている技術です。

 

blue2020.hateblo.jp

 

 

blue2020.hateblo.jp

 

その『全固体電池』の現状について、最近、書かれた記事・・・

全固体電池の材料研究で最前線に立つ東京工業大学・菅野了次教授へのインタビューです。

toyokeizai.net

 

引用します・・・

リチウムイオン電池を超えるのに四苦八苦

――電解質を固体にすれば性能が大きく向上するのではないのですか。

エネルギー密度は基本的に正極と負極で決まるので、電解質が固体になったからといって、基本的にそんなに変わるわけではない。固体電池を研究してきたわれわれは固体電池にメリットがあると言ってきたが、なかなか示すことができていないのが実情だ。

 

電解質が液体の場合(従来型のLiB)、リチウムイオンの電極と電解質の界面(境界面)での移動時の抵抗が大きい。リチウムイオンが分厚いコートを着ており、反応時にはこのコートを脱がないといけないといったことをイメージするといい。そのコートを脱ぐときの抵抗が非常に大きい。

電解質が固体になると、このコートがいらないのでリチウムイオンが速く動き、大きな電流を取れる、すなわちパワーを上げることができるのではないか、充電時間が短くできるのではないか、と考えられた。もっとも、これまで研究してきたものの、実際にはあまりメリットがなかった。・・・・引用終わり。

 

正直、がっかりですね。

今までPRされてきたことが、すべてダメでした、みたいな告白インタビュー。
そんな印象を持ちました。

 

それだけ、現行のLiBはすばらしい完成された技術ということかもしれません。

 

 全固体電池2(終わり)

トヨタの焦り

日本自動車工業会自工会)の豊田章男会長に記者会見、の記事・・・

引用します・・・

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「私たちの目指すゴールはカーボンニュートラル(炭素中立)なのであって、その道筋は1つではない。脱炭素の出口を狭めないでほしい」

 4月22日、日本自動車工業会自工会)の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は定例会見に臨み、ガソリン車廃止に傾く国の政策に異議を唱えた。

 

business.nikkei.com

 

菅内閣は昨年の10月、日本が2050年までに炭素中立を実現する目標を宣言。昨年12月にその工程表である「グリーン成長戦略」で、30年代半ばまでに乗用車の新車販売でガソリン車をゼロにすることを掲げた。

 自工会は炭素中立に全力で協力すると表明済みだが、そのための方法が日本の自動車産業の競争力を削(そ)ぐものであってはならないというのが豊田会長の主張。約3万点あるガソリン車の部品のうち、1万点は内燃機関に関連するとされ、「ガソリン車を禁止すればその雇用が失われる。噴射技術など日本が培ってきた強みも失われてしまう」と訴えた。

 

そこで提言したのがバイオマス(生物資源)燃料や水素などから作る液体燃料「e-fuel」の普及だ。ガソリンから切り替えれば内燃機関からの二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に減らせるという。・・・引用終わり

 

 

ガソリン車ゼロ(内燃機関という意味で)としなくてもカーボンニュートラルは達成できる。

 

道筋はたくさんある、ということですね。

 

先日も、トヨタの水素エンジンが話題になりました。これも、水素ガスを燃料とした内燃機関ですね。

 

blue2020.hateblo.jp

 

最近の流れは、
ガソリン車=内燃機関で、それはCO2の排出源で、もはやNG。
早々にEVかFCVへの転換が必要という。

 

それは世界の潮流と言ってもいいのかもしれまんせんが 、今、日本の主要産業は自動車だけ。世界の潮流に従って、内燃機関からEVへ転換した途端に、日本の自動車産業はすたれる。

 

トヨタから、日本政府のミスリードへの警鐘、ですね。

それと、それは、日本の自動車産業の将来に対する『焦り』のようにも思えました。

 

トヨタの焦り(終わり)