Blog 真っ青な空

企業を定年退職したエンジニア、科学技術コンサルタントやってます。

電動バイク

自動車(4輪車)のEV化はよく言われているのですが、同じガソリンエンジンを搭載しているバイクはどうなのか。

 

ヤマハの社長のインタビュー記事(12/15)がありました。

response.jp

 

ヤマハ社長;政府が2035年までにガソリン車を廃止することを目指す方針を受け、ヤマハのバイクの全電動化は「技術的には可能」との見解。一方で「それを顧客が欲しいかは別問題」

「間違いなく規制(の強化)は早まる。これまではヨーロッパを見ながらだったが、世界で同じ時間軸で対応していかなければならない。来年(2021年)の早い段階で見直す。相当、見直し、前倒しをしていかなければ」

 

 

この話、クルマのEV化と同じですね。
既存の自動車、バイクメーカーは決してEV車を作りたくない。なぜなら、エンジンを含む量産工場を変えたくないから。でも、ヨーロッパの動き(二酸化炭素問題)次第で、新たな規制がかかり、やらざるを得なくなる。それが2021年か、ということ。

 

一方、矢野経済研究所二輪車の世界市場の調査を実施し、2025年二輪車の世界生産台数は2017年比29.4%増の7417万5000台、うち電動バイクは6.7倍増の170万2000台まで成長すると予測。電動バイクは、ほとんどのモデルで平均車体価格が同クラスの内燃式よりも4割ほど高額であることや、満充電での航続距離が100km以下といった課題がある。そのため、電動自転車などの他の移動手段との棲み分けを模索しつつ、商品性を向上させた地位確立が必要となる。一方で、全世界で厳格化する環境規制を背景に政策的に電動バイクを普及させようという動きがみられることや量産効果による価格の低下、充電インフラの整備が追い風となり、2025年の電動バイク世界生産台数は170万2000台まで伸張すると予測する。

 

しかし、電動車大国の中国。すでに電動二輪車は現在最も多く使われている移動ツールの一つで、概算統計によると、2018年の中国における電動二輪車保有台数は2億5000万台を超えたそうです。もう、中国からの輸出も始まっています。

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日本のメーカーの『古さ』。
それが際立ってしまっているように思えるのですが、はたしてどんなもんでしょうか。

 

電動バイク(終わり)