去年まで会社員でしたが、定年退職となって、再雇用はせず、
フリーランスとなりました。
会社員時代に従業員持株会に入っていました。
それを退職時に精算しました。
100株単位で、端数は現金に換えて、自分名義の証券会社の口座に移しました。
持株会というのは、毎月一定額で会社の株を購入するというもので、ある程度、会社から補助がでます。一応、お得、ということなのですが、意外とやっている人が少ない。
自社株を買う、ということ自体が嫌なようです。要するに、どこまで会社に従属するのか、ということかもしれません。お得かもしれないが、やっともらった給料の一部を、また会社に献上するような、そんな従属関係はまっぴらごめん、ということ。
それと、実際、やってみて思うのは、
会社にとって持株会はメリットが大きく、従業員にとってはそれほどではないかも。
会社にしてみたら、自社の従業員は不平不満も言わないし、とても好ましい安定株主、一方、従業員にしてみたら、売買期間や売買そのものに制約があり、投資商品としては不完全。その結果、自分のように定年まで持ち続け、換金もせず、配当金をもらうようになります。超安定株主の誕生です。
今の若い人は、たぶん、これが意味のないこと、だと割り切っているのだと思います。
自社株を購入しても、いつ会社がつぶれるか、わからないし、つぶれないまでも合併で会社が消えてしまうこともある。
もはや、従業員持株会は、昭和の遺産、ということかもしれません。
従業員持株会(終わり)