以前、水素エンジンについて書きました。
BEV(バッテリー式電気自動車)やFCV(燃料電池車)のほかに、内燃機関を搭載したクルマで、水素を燃やして走る、水素エンジン車をトヨタが開発したという話です。
そして、その水素を燃やして走るエンジン車が24時間耐久レースに挑戦し、5月23日完走したそうです。トヨタによると、水素のみを燃料にしてレースを走ったのは世界初。福島県浪江町の太陽光発電で製造した水素を使用。
太陽光発電で、作られた電力を使って、水を電気分解して得られた水素を使っているので、まったくカーボンフリーの水素。それを使って、初めて水素エンジン車が耐久レースを完走した、ということですね。
この水素エンジンの耐久性が実用レベルということになると、あとはコスト。
今までと同じ内燃機関なので、既存部品の流用がかなりできるはず。また、それが既存の自動車業界にとって大きなメリットであるし、新興のEVメーカーとの差別化要因であるはず。
次世代自動車、今の自動車業界にとって水素エンジン車が救世主なのかもしれません。
水素エンジン車(終わり)