以前、中国企業や技術の進化について書きました。
こんな内容・・・・
2005年くらいだったと思うのですが、以前勤めていた会社の会議で、中国製品が話題になったことがありました。完全な模倣で、それも粗悪品。
こんなものが商品になるのか、そんな雰囲気でしたね。
この印象が強くて、中国製=粗悪、という図式が、頭の中に刷り込まれたように思います。それと同時に、中国の技術をいつも下に見る癖も。
当時は完全に侮ってました。
日本と中国では、モノづくりについては圧倒的な差がある、と。それから15年あまりが経過したわけですが、もはや、デジタルエコノミーの主役は中国企業。最先端技術は中国にあるようです。・・・
そんな自分のことを言われているような記事が出てました・・・
最近の日本の中国に対する論調、
『「日本には四季があり、水道も安全」という自虐的揶揄』
これは、もはやハイテクでも勝てず、経済もボロボロな少子高齢化国家の日本、もう四季と水道ぐらいしか誇るべきものがなくなった、という自虐的な揶揄ということだそうです。
1970年代から80年代に駆け上がった経済大国日本。
2000年から2020年にかけて著しく成長した共産主義国家である中国。
資本主義とは対局にある共産主義の下で、富を蓄積し、経済成長に邁進する中国の姿は異様にも見えたのですが、もはや、巨大化した中国の存在は無視できない。
そんな今、侮ったり、自虐的なことを言ったりしても意味がない。
中国に勝った、負けたということではなく、彼らの技術力や生産能力を利用しつつ、付き合ってゆくしかない、その工夫が欲しい、と思うのです。
中国に完敗?(終わり)