これからの技術開発。
いろいろあるのでしょうけど、エネルギーがらみで言えば、
「いかにしてエネルギーを貯蔵するのか」が非常に重要な開発になると言われています。
今までも、「水素」、「二次電池」あるいは「太陽電池」について考えてきました。
でも、エネルギーを電気として蓄電池に貯めたり、水素に変換する方法以外もあります。そんな技術の紹介記事がありましたので自分の頭の中の整理も兼ねて書いてみました。
記事によれば、エネルギー貯蔵には以下の6つの方法があるそうです。
1 リチウムイオン蓄電
2 水素貯蔵
3 揚水発電
4 熱エネルギー式貯蔵(蓄熱)
5 液化・圧縮空気エネルギー貯蔵
6 フライホイールエネルギー貯蔵
1は、もちろんバッテリーのこと、
2は、水の電気分解により水素を生成して、電気エネルギーを貯蔵するという意味、
3は、電気モーターで揚水して、位置エネルギーを貯蔵し、必要に応じて水力発電をする、
4は、日中に集めた太陽熱を蓄えて夜間の冷暖房に利用する方法などで、熱エネルギーを蓄えられる物質には、水や氷、そして砂や岩などがあるそうです。代表的な蓄熱媒体としては、ビルやマンションの屋上に設置されている貯水槽。
5は、電力を使って空気を冷却して液化空気にし、タンクに貯蔵する技術で、発電の必要が生じた時は液化空気を加熱して気化させ、膨張するエネルギーでタービンを回して発電する。あるいは、空気を圧縮して貯蔵する「圧縮空気エネルギー貯蔵」もあるそうです。
最後の6のフライホイールエネルギー貯蔵ですが、回転運動の力を利用してエネルギーを貯蔵する技術で、ローターを高速で回転させて生まれたエネルギーを蓄えておき、必要な時に電力に変換させる仕組みだそうです。
電池などのケミカルなやり方の他に、メカニカルな方法もある。
どこで使われるのか、用途に応じてきめ細かな方法の提案が求められているように思います。
エネルギー貯蔵(終わり)