今、電気自動車、EVの普及率が最も高いのは北欧のノルウェーだそうです。
今年上半期の新車販売に占めるEV比率が48%。ただ、年間の新車販売台数は20万台ということなので台数は多くありません。
しかし、ノルウェーは、国によって積極的なEV政策が行われており、ガソリン車からの買い替え補助金を百万円単位で支給したり、高速道路の通行割引、さらに税制優遇措置などがあるそうです。
ちなみに、以下のグラフは、JETROの地域・分析レポート「米国EV市場における課題」において整理された、2016年までのEV・PHEVの新車販売台数の推移です。
ダントツで数が多いのが中国で、次いでアメリカ、その次がノルウェーということです。
ノルウェーは世界3位なんですね。
日本はその次くらい。
日本でよく言われるのが、EV車は、バッテリー容量の問題があるから長距離は限界がある、だから、近場での利用に限定されて、言われているほど、売れない、と。
しかし、ノルウェーで半分がEVになって、それで経済活動が成立している、としたら、たとえ、今のEV(現行の容量の電池を搭載した)であってもインフラ(充電)さえ整えてやれば問題ないのではないか、ということになります。
ノルウェーの国土は39万km2で日本より若干大きく、人口はわずか500万人。
その広い国土をEVで走っているということになります。
半分がEVになるノルウェー。
かの地で使われているEVの問題。
航続距離も含めて、洗い出してみたいと思います。
電気自動車、EVのこと(2)(終わり)