今日で令和二年、2020年も終わります。
どう考えても、さんざんな年として記憶される、と思います。
東京オリンピックが開かれる年だった、ということも。
売られていることすら忘れてられていたオリンピック500円記念硬貨
全体に与えるコロナの影響がどの程度なのか、それすらもわかりません。
上期の企業業績は38%の減益。「鉄鋼」「空運」、「鉄道・バス」が赤字
下期は、どうなるのでしょうか? 各社の発表(主に製造業)ですが、収益が大幅に改善すると予想しているようです。そのためか、日経平均株価は29日、30年ぶりの高値を更新しました。日経平均は前日比714円(2・7%)高の2万7568円となり、バブル崩壊直後の90年8月以来の水準まで上昇、ということです。
その株価上昇の中身ですが、
「脱炭素社会へ転換する中で需要が発生し、業績成長につながると期待されている水素や再生可能エネルギー、蓄電池関連の日本企業が買われている」、だそうです。
期待感、思惑で株価は上下するものですが、10月から11月にかけて、大きな注目を浴びたカーボンリサイクル、脱炭素への動き。
これに市場が反応している。
脱炭素技術や新しい電池の開発。これらは急ピッチで行われているのですが、株式市場の期待感と実態とのギャップ。
これは、かなり大きいと思います。
コロナがあって、不安。でも、新しい社会(脱炭素)が来るから、それに期待する。
その期待度が大きすぎるように思います。
令和二年の終わり(終わり)