Blog 真っ青な空

企業を定年退職したエンジニア、科学技術コンサルタントやってます。

働き方を考える(4)

たまに働き方について考えています。 

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blue2020.hateblo.jp

 

 

2021年4月から、雇用改革関連法の改正が施行されます。

70歳までの就業確保に努めることを企業に求め、従業員301人以上の企業には、社員採用数に占めるキャリア採用の比率公表を義務付けるといった内容を含む雇用改革関連法の改正が2020年3月31日に参議院本会議で可決され、2021年4月からの施行が決定しました

gentosha-go.com

 

その改正の中身は以下だそうです。

①定年廃止
②70歳までの定年延長
③継続雇用制度導入(現行65歳までの制度と同様、子会社・関連会社での継続雇用を含む)
④他の企業(子会社・関連会社以外の企業)への再就職の実現
⑤個人とのフリーランス契約への資金提供
⑥個人の起業支援
⑦個人の社会貢献活動参加への資金提供

 

とにかく、70歳までは働くように、という国の方針ですね。企業に努力義務を課し、70歳まで雇用する、あるいは再就職や起業支援させる、そんな中身。

 

要するに70歳までは社会の一員としての義務を果たせ、という話。

しかし、定年がだいたい60歳で、それから10年、同じ会社で働き続ける。それが企業側にメリットがあるのか、あるいは働く側のモチベーション(健康状態も含めて)が維持できるのか。はなはだ疑問。

一方、フリーランス契約や個人への起業支援は現実的かな。でも、それができるのはごく一部の特殊な能力がある人だけ。

 

うかうかしていると、単に不愉快な老後をなりかねない。60歳から70歳の働き方は自分で決めるべきかと思います。そして、そのための準備は現役の会社員のときから怠らずにやることも大事かと。

 

働き方を考える(4)(終わり)