以前、定年後の働き方について考えました。
今回は、そもそも働くことについてです。
就職面接で企業側が学生さんに、「あなたにとって働くとは？」と質問することがあるそうです。自分も会社員時代は面接官をやったことがあるのですが、この会社でなにをしたいですか？ みたいなことは聞きましたね。
で、その問に対する正しい答えは、
・・・以下は記事からの引用です。
回答例1. 高い収入を得たい
私は働くことで、自分の目指す人生を実現していきたいと思っています。年収の高い両親に育てられたことで、海外留学の経験をさせてもらうなど、やりたいことに挑戦することができました。将来、自分の子どもにもそうした素晴らしい教育環境を与えていきたいと思っています。私自身には特殊能力はないので、ビジネスパーソンとして成長と活躍を続け、高い収入を得られるようになりたいと考えました。(内定先企業：精密機器メーカー（営業職）)
回答例2. 社会に貢献したい
私にとって働くとは、社会に貢献していくことです。私が暮らしている街は、数年前に都市開発によって美しく生まれ変わりました。学校、病院、公園などのインフラ施設を一つのエリアにまとめて整備したことで、子育てやお年寄りの生活は便利になり、古くからある商店街も再活性され、にぎわいを取り戻しました。街が便利で快適になり、暮らす人たちが笑顔になることを実感したこの経験から、私も地域社会に貢献できる仕事に携わりたいと考えるようになりました。(内定先企業：不動産会社)
回答例3. 自己成長・自己実現したい
私は働くことで成長し、自分のやりたいことを実現していきたいと思っています。大学時代に親しく付き合っていた先輩が御社で大きく成長し、新規事業に携わるなどの活躍をしているという話を聞きました。自分もそのように成長していきたいと思うようになり、いつか自分で考えた企画を事業として実現したいという目標も生まれました。御社には、さまざまな経験を通じて成長できる環境、やりたいことができる環境があると考えています。（内定先企業：ベンチャー企業）・・・引用終わり。
就職面接なので、いかにしてその希望の企業に入るかということ。
だから模範解答としては、論理的な回答構成になっているか、あるいはその企業への思い入れ度はどうか（それだけ真剣に考えているか、どれだけ調べてきたか）ということを、具体的に言えるのか、ということだと思います。
しかし、それをごく普通に、自然に説明できる人は少ない。
新卒の場合、働くことの経験値がどうしても少ないので、説得力に欠けることになります。でも、それはあたりまえのことなので、無理して背伸びせず、自分自身が一生懸命考えたことを言えばいい、と思います。
それが、まずは企業に入って、働き方を学ぶということになりますね。
あるいは、自分なりに勉強・研究して、リスクをとっていきなり起業するということもあり、かと思います。特に今は、ネット空間での起業がごく普通にできるようなのでアイディア次第では、自分がその仕事のパイオニアになることもできる。
働くこととは、という問いに対する模範解答、
・高い収入を得たい
・社会に貢献したい
・自己成長・自己実現したい
むしろ、企業の中でやるよりも、”起業”した方がその実現は早いようにも思えます。
働き方を考える（３）（終わり）
