Blog 真っ青な空

企業を定年退職したエンジニア、科学技術コンサルタントやってます。

全固体電池

電池の研究状況についてときどきウオッチしています。

 

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newswitch.jp

 

電子部品メーカー各社は小型で大容量をキーワードに、市場開拓を推進。21年度までに量産を開始する計画で準備を進める。21―22年にかけて、現在のリチウムイオン電池から全固体電池に置き換えが始まり、最終的にはすべて全固体電池に切り替わると予想する電子部品メーカーもある。

・・・・という記事、ちょっとセンセーショナル

 

各社の動きは以下だそうです。

・TDK、表面実装型量産
2020年2月から量産している。月産3万個だが、受注状況に応じて、同10万個に引き上げる予定。

・村田製、ロボ・IoT向け投入
小型で高容量の全固体電池を20年度下期から滋賀県の工場で月産10万個の量産を開始する。容量は2ミリ―25ミリアンペア時で、他社開発品より100倍ほど高容量。サイズは縦5ミリ―10ミリメートル、横5ミリ―10ミリメートル、高さ2ミリ―6ミリメートルで表面実装可能な小型サイズ。

・マクセル、高耐熱・長寿命
10月から電池の生産拠点である小野事業所(兵庫県小野市)に生産設備を増強。19年9月からサンプル出荷を開始しており、21年内には本格的に量産する予定。同社の全固体電池は小型でコイン形。

・太陽誘、小型・大容量を両立
太陽誘電の全固体電池は、21年度中の量産化を目指している。独自の酸化物系固体電解質セラミックスを使用しており、セパレーターなどが不要。

・FDK、次世代電池開発狙う
FDKは全固体電池や、鉛電池の代替としてニッケル亜鉛電池、空気と水素を利用した水素空気二次電池といった次世代電池開発を進めている。現在、SMD対応の小型全固体電池を20年度内の量産化に向け、湖西工場(静岡県湖西市)で体制整備を進めている。19年にはサンプル出荷を開始。20年度中には月産30万個、22年度には同200万個規模にする予定。

 

各社の狙いはほとんど小型の電池。EV用だと、もっと大型が必要。まだ生産技術がおいついてない、正直、そんな気がします。

 

全固体電池(終わり)