Blog 真っ青な空

企業を定年退職したエンジニア、科学技術コンサルタントやってます。

中国FCV

 

中国で、燃料電池車を開発・販売する、という記事。

 

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jp.reuters.com

 

中国の自動車大手、長城汽車は29日、同社初となる水素燃料電池のスポーツ多目的車(SUV)を年内に発表することを明らかにした。

 

なぜ、今発表なのかと言えば、太陽光発電のコスト低下が計画を後押ししたと説明しています。

 

・・・おそらく、太陽光発電による電力コストが下がることで、水の電気分解がやりやすくなり、それで、水の電気分解で得られる水素の価格が下がりそう、だからFCVやれそう、という判断だと思います。

 

 

その一方で、長城汽車は電気自動車(EV)も販売しており、BMWとEV工場の建設を進めている。2023年には、最低でも200ギガワット時の生産能力を確保する計画という。そして、ハイエンドのEVと水素燃料電池車を「サルーン」ブランドで発売する予定で、価格は30万元以上。さらに、「ウェイ」ブランドで8つの新モデルを計画しており、これらのモデルはトヨタ自動車フォルクスワーゲン(VW)と競合することになるという。

 

EVは、いろいろな国や企業で手掛け出しているのですが、FCVは、市場的に懐疑的な見方もあって、日本、韓国、ドイツくらいが以前から開発をやってきました。ここで、中国企業が参入するということで、風向きが変わってゆくかもしれません。

 

FCVに現実感が出てきた、と言う意味で。

 

中国FCV(終わり)