連日、ウクライナ戦争について報道されて、その行く末が気になります。
ロシアとウクライナが戦って、いわゆる西側諸国がロシアに対しては経済制裁をして、ウクライナには支援をする構図がしばらく続きそうです。
西側諸国とは言っても、世界の1/3程度、その他の中国やアジアの国々(日本、韓国、台湾を除いて)は傍観を決め込んでいます。
ロシアへの経済制裁は、主に以下のようなものだそうです。
① 金融制裁
② ロシアへの輸出規制
③ 最恵国待遇の取り消し・撤回
④ ロシアからの輸入規制
⑤ オリガルヒの資産凍結
日本の輸出規制に含まれるのは、トラックやトラクターに使われる高出力のディーゼルエンジン、産業用機械の制御に関わる半導体、それに半導体製造装置、通信装置やセンサーなど。
一方、輸入規制は、ウォッカ、ビール、ワインなどのアルコール飲料や丸太やチップ、原木を切って削った単板などの木材、自動車やオートバイとそれらの部品、金属加工機械、ポンプといった機械類・電気機械など。ほかに石炭も段階的に削減し、最終的には輸入禁止にするそうです。
ヨーロッパに比べれば、日本への影響など微々たるものだと思うのですが、それでも世界でのエネルギーや鉱物資源などの物流が変化することは必至。
なので燃料や原材料の価格上昇が見込まれます。
燃料をどう代替してゆくのか、貴重な原材料をいかに効率よく使うのか、そんな意識での研究開発は必要とされるように思います。
ウクライナ戦争が及ぼすもの(終わり)